准看護師になりたい方必見! ー資格取得方法とステップアップー

看護師さんなら、看護師資格には2種類あるのはご存知の通りですが、一般の方の中には准看護師と言う資格があることを知らない人も少なくありません。

実は、この准看護師制度が廃止になってしまうのでは…と言う話が、
医療関係者の間で聞かれます。

今回は、この准看護師についてリサーチしました。

これから准看護師になりたい方や、現役の准看護師さんは是非ご一読ください。

准看護師って何?どんなことをするの?

看護師と准看護師、正看や准看と区別して呼ばれることもあります。

2つの違いを仕事場所や業務内容で比較してみましょう。

免許

看護師免許は、厚生労働大臣が発行するいわゆる「国家資格」です。

一方准看護師免許は、都道府県の知事が発行します。

仕事場所

看護師の約7割が病院勤務なのに対し、准看護師の病院勤務は約4割で、
診療所や介護施設などでの勤務が過半数を占めています。


出典:厚労省:看護職員の現状と推移

業務内容

准看護師は、看護師の指示で業務を行ういわばサポート役といった位置づけになっていますが、
実際に行う医療行為や看護ケアは全て同じです。

看護師に出来て、准看護師に出来ないことは無く、業務に関しては全く同じです。

准看護師ってなくなるの?准看護師の将来性は!?

准看護師が都道府県知事の管轄なのは前項で述べた通りですが、2015年に神奈川県が准看護師の新規養成を辞めてしまいました。

准看護師養成学校の数も減少していて、
他の都道府県にも新規養成ストップの余波が波及するかもしれません。

実は、日本看護協会は以前から看護師資格の一本化、つまり准看護師という資格を無くし、
看護師資格に統一したいと働きかけてきました。

同じ業務内容や責任なのに、給与や待遇が違う2つの看護師資格を一本化し、
看護師の価値を高める狙いがあると言われています。

一方、日本医師会などは資格が違うのなら業務内容や範囲を分け、
すみわければいいという考えです。

そこには、少し安い賃金で同じような業務ができる准看護師は貴重な存在だという思惑も見え隠れします。

准看護師という資格はなくなってしまうのでしょうか?

結論から言うと、
現在准看護師として働いている人達の資格がはく奪されるということはないようです。

准看護師の数は減っていますが、それは准看護師を目指す若い人が減っていることが原因で、
他業種からの転職など30代以上の方が准看護師資格を取得するケースは増えています。

高齢化社会が加速する現在の状況では、准看護師の需要も充分にあります。

准看護師になるメリットはある!

現在、准看護師は40代以上の人が7割を占めています。

准看護師の数は横ばいもしくは微減となっているので、10年・20年後に定年を迎える准看護師が減ってしまうことで人手不足はさらに進むと思われます。

先程挙げた表のように、准看護師の活躍の場は病院から診療所やクリニック、介護保険施設などへと移り始めています。

そういった大きな病院以外の職場では、准看護師の需要はますます増えるのではないでしょうか?

また、看護師と比べると短い期間で資格が取得でき費用も抑えられる准看護師は、社会人経験者や子育てを終えた主婦が取りやすい資格として人気が高くなっています。

さらに、准看護師から看護師へのステップアップも可能で、その要件も改正によって緩和され有利になっています。

准看護師になるために

続いては、准看護師になるためにはどうすればいいかを具体的に紹介します。

受験資格

中学卒業以上の学歴、准看護師養成所で2年間の過程を修了すれば、都道府県が実施する准看護師試験を受験することができます。

合格率

看護師試験と准看護師試験の合格率を直近の10年で比べてみましょう。

看護師試験の合格率も90%前後とかなり高いのですが、
准看護師試験合格率はそれよりもさらに高い合格率となっています。

取得しやすい資格であることは間違いありません。

資格の取得支援している職場もある!

病院や診療所、介護保険施設の中には、准看護師資格を取得、
もしくは、准看護師が看護師資格を取得するための支援を行っている施設もあります。

准看護師または看護師養成校の学生を対象に奨学金制度を設けている施設や、
働きながら就学する人の学費を負担するといった支援があります。

いずれも、資格取得後に当該病院・施設での勤務が条件になっている場合がほとんどです。

一例を挙げれば、関東地方のある病院では指定の看護学校の学生を対象に奨学金の貸与を実施、
休日などは「常勤」待遇で病院勤務を行うといった制度があります。

准看護師のステップアップ

現在、准看護師として活躍中の方で、さらにスキルアップしたい、キャリアアップしたいという人のためのステップアップがあります。

高卒以上であれば全日制の養成校で2年(定時制は3年)学べば
看護師試験を受験することができます。

中卒の場合は、実務経験3年以上が必要となります。

また、実務経験が7年以上あれば、通信制で2年学ぶことでも受験資格が得られます。

看護師資格を取ることで、認定看護師や専門看護師、特定医療行為研修制度を受けることもできるようになります。

看護のプロとしてさらに上を目指したい准看護師さんにとって、看護師へのステップアップは必須かもしれません。

准看護師資格の将来やステップアップについて紹介しました。

進路を模索中の学生さんや、他業種からの転職や子育てからの復帰を目指す方まで、准看護師資格取得もおすすめです。

また、現役で活躍中の准看護師さんも看護師にステップアップという選択肢も考えてみてはどうでしょうか?