資格が無くても医療現場に携われるってほんとう? 看護助手について聞きたい5つの質問。

「看護」と言えば看護師がすぐ思い浮かびますが、それ以外にも「看護補助者」「看護助手」というお仕事もあります。

今回は、この「看護助手」についてリサーチしました。

仕事の内容から給料、キャリアアップなどを紹介します。

勤務内容は?給料は?看護助手ってどんなお仕事?

看護助手・看護補助者と呼び名は病院や施設によって違いますが、仕事の内容は同じで看護師のサポートや患者さんのお世話などが主な業務です。

仕事の内容
・ベッドのシーツ交換
・食事の配膳・下膳
・医療器具や備品の準備
・カルテや書類の受け渡し
・患者さんの移乗・搬送
・入浴の介助

つまり、看護師が行う業務の注射や採血といった医療行為以外の部分が主な仕事になります。

看護師の仕事をサポート・アシストするのが、看護助手の役割です。

勤務する施設によってかなり違いますが、看護助手の平均給与は270万円~290万円ほどのようです。

同じような業務でも国家資格を有する看護師の平均年収が500万円以上なのと比べると、低いと言わざるを得ません。

どんな人に向いている?

資格がなくてもチャレンジできる看護助手というお仕事ですが、どういった適正が必要なのか、どんな人が向いているかを紹介します。

まず医療や看護、介護などに興味があることが必要です。

基本コミュニケーション能力も要求されます。

患者さんのお世話はもとより、意思や看護師などの医療スタッフとの連携が不可欠なので、人との関わりが苦手な人には難しいかも知れません。

責任感の有無も重要です。

看護助手は医療行為を行うわけではありませんが、ちょっとしたミスが重大な事故につながるかもしれないのが医療現場です。

人の命を預かるという責任感が欠如していては務まらないと言えるでしょう。

医療現場ではチームプレーが重要ですから、ほかのスタッフと協力して仕事をする協調性も大事な資質です。

看護助手になるためには?

看護助手として働くには、資格は必要ありません。

通信講座などで「看護助手講座」などもありますが、国家資格というわけではなく就職に有利になるかどうかも分かりません。

ただ、全国医療福祉協会の実施する「看護助手実務能力認定試験」と、医療福祉情報実務能力協会の実施する「メディカルケアワーカー検定試験」は、看護助手としてのスキルアップと言う意味では有効も知れません。

また、介護福祉士や介護職員初任者研修などの資格がある人は、即戦力として優遇されることもあります。

勤務形態や給与はどうなっているの?

病棟勤務の看護助手であれば、看護師と同じようにシフトによって勤務時間が決まります。

そのため、夜勤や土・日勤務が発生することもあります。

もちろん日勤のみの外来看護助手という勤務形態もあります。

給与についてはあまり高給とは言えませんが、求人はたくさんあります。

実際の求人で、看護助手の平均的な年収を見てみましょう。

□東京都武蔵野市 療養型病院
正社員 月給200,000円~210,000円 交通費実費支給
4交代シフト制 週休2日制
社保完備 有給・産休・育休・退職金制度あり

□長野県千曲市 回復期リハビリ・療養型病院
正社員 月給180,000円~200,000円 交通費月100,000円まで
2交代シフト制 週休2日制 年間休日115日
社保完備 有給・育休・退職金制度あり

介護求人ガイドより

看護助手になってからの、キャリアアップの方法は?

資格が無くても医療現場で働ける看護助手ですが、看護という仕事を続ける中で医療行為も行える「准看護師」や「看護師」等国家資格にチャレンジしたくなる人も多いようです。

養成学校に入学して資格取得後に准看護師・看護師として改めて医療現場に復帰する方法だと、一旦看護助手を辞めることになります。

看護助手を続けながら養成学校に通い、准看護師・看護師の資格取得を目指す方法もあります。

養成学校の課程には朝から夕方までの全日制と、午後や夜間に授業を行う半日制、普段は通学しなくても良い通信制があります。

また、奨学金などの制度もありますし、看護助手から准看護師・看護師へのキャリアアップをサポートしてくれる病院もたくさんあります。

他にも、看護助手としてのスキルアップとして介護士の資格を取得することもできます。

資格がなくても始められる「看護助手」、医療や福祉に興味のある人はまずここからはじめて見るのもいいかもしれませんよ。