変化している看護師版3Kの定義について

大変な職業について、ネガティブなワードとして昔から言われていたのが3K、「キツイ」「汚い」「危険」です。

建設業界や清掃業などがよく例に挙げられますが、女性の職種で3Kの代表のように言われるのが看護師です。

今回は、この「看護師=3K説」についてリサーチしました。

なぜ看護師は3Kと言われるのか?新しい3Kや、6K・9Kとも言われる新しい解釈も紹介します。

なぜ3Kの代表的な職種として看護師があげられるのか。

なぜ看護師という職種は「3K」の代表のようなイメージがあるのでしょうか?

きつい

看護師という仕事は体力勝負です。

力仕事も多く、とにかく忙しい!しかも、夜勤があり生活のリズムは狂いっぱなし…

医療の現場ではひとつのミスで命が奪われることもあり、精神的にもきついようです。

汚い

患者さんの排せつや入浴の介助をしたり、嘔吐したり出血する患者さんもいたりと、やはり汚いというイメージはあります。

危険

メスやハサミ、注射などを使う医療現場は危険がいっぱいです。

しかしそれ以上に危険なのが、病原菌やウィルスによる感染の恐れがあることです。

他業種ではどんな仕事がある?

世間一般で3Kと言えば、いわゆるガテン系と呼ばれる建設業界や、介護職の方たちがそれにあてはめられます。

他にも清掃業界やテレビ局のAD、保育士・幼稚園教諭などが挙げられます。

これらの職種は、従来から言われるきつい・汚い・危険の3Kです。

最近では、最先端の仕事ともいえる「IT業界」も3Kだと言われています。

システムエンジニア(SE)を指して「IT土木」と言われることもあるようです。

そんなIT業界での3Kは、新3Kとも言われるきつい(厳しい)・帰れない(きりがない)・給料が安いです。

従来の3Kは、肉体労働、つまりブルーカラーと呼ばれる職種がそうでしたが、新3Kはホワイトカラーの職業を指しています。

近年は3K+6Kで9K!?

最近では看護師という職業は3Kではなく、3K+6K=9Kとも言われています。

  1. きつい…体力的・精神的、両方の面できつい
  2. 汚い…医療の現場では当たり前かも?
  3. 危険…感染症のリスクは本当に怖い
  4. (規則が)厳しい…ミスが許されない職場、上司や先輩、医師からのパワハラ
  5. 婚期を逃す…肉体的にも精神的にも追い詰められ、女性の魅力が半減
  6. 給料が安い…低収入ではないけれど、仕事の大変さに見合った額とは言えない
  7. 休暇が少ない…人手不足で有給休暇なんて取れる雰囲気ではない
  8. 化粧ノリが悪い…夜勤・長時間労働・休みなし、お肌だって荒れます
  9. 薬に頼る…精神安定剤や睡眠導入剤、飲まないと眠れない

もちろん職場によっては、「ウチはそんなことない」という施設もあるでしょう。

それでも、「わかる!」「そうそう!」という人は多いのではないでしょうか?

それでも新設校は止まらない

3K職業の典型とも言われる看護師ですが、特に女性にとっては人気の高い職業です。

女性の仕事としてはかなり高給で、結婚・出産後にも復帰することもできるうえ、人手不足で求人はたくさんあって働く場所にも困りません。

少子化の関係で、大学や専門学校が生徒の確保に苦労していますが、看護系の大学や短大・専門学校には生徒が集まっています。

しかも、看護学部や看護学科を新設する大学や専門学校がまだまだ増えている状況です。

一般社団法人・日本看護系大学協議会の調査によると、看護学科・看護学部のある大学は、平成3年にはわずか11校であったのに対し、平成30年には263校にも増加しています。
出典:看護大学の現状と課題

3Kと言われながらも、魅力的な職業だということです。

変わっていく3Kの定義

きつい・汚い・危険だった3Kですが、最近はきつい・厳しい・帰れないという新3Kに変化しているようです。

時代とともに、つらいと感じるポイントやその表現方法も移り変わっていくようです。

過労死という痛ましい結果になるようなブラックな職場が問題になり、働き方改革が叫ばれる昨今。

過酷な労働環境でも看護師を志望する人は増えています。

ポジティブシンキングを奨励する「ネオ3K」というものもあるそうです。

  • 感謝…周囲に感謝の気持ちを持つ
  • 関心…人や物事に関心を持つ
  • 共有…気付いたことを周囲と共有する

つらいこと厳しいこともありますが、夢を持って始めた、志望した「看護師」という道をまっすぐ進んでいきましょう!