在宅療養者の清潔を守る! 訪問入浴看護師の仕事丸わかり

 

近年は在宅での療養が進む中、在宅サービスが充実してきました。

その中のサービスの一つが訪問入浴です。

そこでも看護師が活躍しているということを知っていましたか?

訪問看護師はどんな仕事なのか、気になるお給料は高いのか気になりますよね。

現在注目の訪問入浴看護師を詳しく見ていきましょう。

 

訪問入浴ってどんな仕事?

訪問入浴とは、2~3人のスタッフが利用者の自宅を訪問し、移動式の浴槽を用いて利用者が入浴するのを介助します。

利用する高齢者は要支援・要介護認定を受けている方なので、一人では入浴が困難なことが多く、また家族のサポートだけでは入浴が難しい場合に利用されます。

寝たきりの方でも利用できるような工夫もあるようです。

必要な機材を室内に運び込み、準備します。その後、利用者の状態観察を行って入浴できるかどうかを判断します。そして脱衣の介助、負担が少ない入浴法の実施、着衣の介助、入浴後の状態観察、片付けや搬送作業が一連の流れとなっています。

日によりますが、1日におよそ6~8件回るようです。

 

訪問入浴における看護師の役割って?

  • 入浴可能かどうかの確認

利用者は事前に医師による入浴の許可を受ける必要があり、その際に医師の指示があればそれに従った入浴を行う必要があります。例えば、創傷があれば処置の方法、装具・機器の管理などです。なので、医師の指示や看護記録から問題ないかどうかを判断します。

  • バイタルサイン測定

その日の利用者の健康状態を観察するために、バイタルサイン測定を行い、問題がなければ入浴実施を判断します。入浴後も、入浴による悪い影響・変動がないかどうかを観察します。

  • 着脱介助

利用者の脱衣の介助を行います。自立してできる方から全介助の方がいるので、疾患や身体状態も含めて観察しつつ利用者に合った方法で行います。入浴後には

  • 移動介助

歩行できる利用者は転倒しないように支え、全介助の場合は浴槽まで他のスタッフと移動のサポートをします。

  • 片付け

浴槽や使用した機材などの片づけをします。

  • 看護記録記入

利用者のバイタルや経過を記録します。

 

痰の吸引などの医療行為はしてはならないなどの制約が会社によってあるようです。なので、比較的医療行為は少ないようです。

 

気になる給料は?

雇用形態は派遣・非常勤・常勤と様々あるようです。求人サイトでは、以下のようになりました。

派遣・常勤

時給換算では1800~3000円と幅があります。

高時給が狙える求人があるので、高収入が狙えますね。

日給では1~2万円と、こちらも幅があります。

会社によっては経験も考慮されるので、多少は変動するようです。

 

常勤(正社員)

22万~36万円/月とこちらも幅があります。

こちらも給与は経験によって変動することはあり、福利厚生によっても変動があるようです。

 

訪問入浴看護師に必要な資格ってあるの?

正看護師または准看護師の資格が必要となります。准看護師も働くことができる会社もあるので、准看護師資格保有の方も訪問入浴看護師になることができます。

他には特段必要な資格はありません。

 

コミュニケーションスキルや、入浴の技術、日常生活援助技術は必要となるようです。

 

国家試験問題

訪問入浴に必要な知識として、過去の国家試験問題を取り上げてみました。

基礎知識なので、よかったらチャレンジしてみてください。

 

第92回

訪問入浴サービスの提供が適切でないのはどれか。

1. 在宅中心静脈栄養法を受けている。

2. 38.0℃の発熱がある。

3. 仙骨部に褥瘡がある。

4. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を保菌している

 

 

 

答え 2

感染徴候の可能性があるので入浴は中止し、医師に報告しなければならない。

 

 

需要の増える在宅サービス。

その一つとしての訪問入浴看護師。

訪問入浴看護師ならではのやりがいもあると思います。

今後の転職や副業の選択肢の一つにしてみてもいいかもしれませんね。