看護の基本!バイタルサインの手ほどき

看護に携わる人にとって、バイタルサインの測定は、当たり前なことだと思われます。

手慣れたことかもしれませんが、ここでもう一度、バイタルサインの意味や目的、測定について

などの基本事項をおさらいしてみましょう!

バイタルサインについて、初心者でも分かりやすいように説明していきます。

バイタルサインとは?

意味

バイタルサイン(vital sign)とは、生命兆候を数値化したもので、生きている証を示します。

医療従事者の間では、バイタルサインのことを「バイタル」や、英語の頭文字をとって、「VS」と略して呼んでいることが多いそうです。

目的

体温、血圧、脈拍、呼吸状態、意識レベルなどを測定し、

患者に異常がないかを調べます。

バイタルサインの項目を一覧にしました!

これらの項目のほか、尿量や、SpO2(動脈血酸素飽和度)などを

調べることもあるそうです。

基準値はあくまでも「基準」です。

基準値から少しでも外れたから、異常というわけではありません。

患者の状態や、季節や環境などによって、多少の変化はあると思われます。

大事なのは、普段の患者の状態を知っておくことでしょう。

バイタルサイン測定のあれこれ

準備するもの

□ 体温計

□ 血圧計

□ 時計(秒針付き)

□ アルコール綿

□ 聴診器(ステート)

□ タオル

また、必ず測定前に、医療器材がちゃんと機能するか、故障はないかなどの

確認をしましょう。

忘れ物や、医療器材に異常がないように気を付けることで、

医療ミスの防止に繋がります。

一般的な測定の手順

新生児や子ども、成人など患者の年齢や、患者の状態によって

測定の順番が前後することがあります。

その患者に合った方法で、正しく、臨機応変に測定していきましょう!

意識レベルの評価方法

意識レベルの評価方法は「JCS」と「GCS」の2種類あります。

それぞれ説明していきます。

 (1)JCS (Japan Coma Scale)

 JCSは、日本で考案され、使用されている意識を評価する方法です。

 意識を大きく3つに分け、それぞれさらに、3つに細かく評価していく、

 という分け方により、「3-3-9度方式」と呼ばれることもあるそうです。

 点数が大きくなるほど、患者の意識状態が悪いことを示します。

 (2) GCS  (Glasgow Coma Scale)

 GCSは、世界的に広く使用されている意識の評価方法です。

 JCSに対して、GCSは15点を満点とし、点数が低くなるほど、

 患者の意識状態が悪いことを示すそうです。

 (8点以下で重症、直ちに検査の必要あり)

注意点

  • 測定は正確に行うこと
  • 測定値の変化を見逃さないこと(バイタルの逆転、呼吸回数の増加など)
  • 患者になるべく負担をかけないこと(室温の調整、患者の体温維持など)

バイタルサイン測定の必要性

「バイタル」の意味や、なぜバイタルサインの測定をするのか、分かりましたか?

今回おさらいしたことは基本なことで、とても大事なことです。

普段から、患者のバイタルサインを観察・記録することで、

患者のちょっとした変化でも気が付き、救急事態の場合でも、いち早く対応できるでしょう。

看護をする立場として、バイタルサインの観察方法を習得して、

お仕事に活かしてくださいね!