地域密着!「コミュニティナース」の働き方

コミュニティナースとは

コミュニティナースとは、地域に密着し、住民と関係を持ちながら、日常の中で心身ともに安心できるサービスを行う医療従事者を指します。看護師としての専門的な知識を活かして活動しています。

 

コミュニティナースの目的は、病院にかかる前段階に、地域住民をサポートすることです。

 

地域と関係を作り上げていくことで、町一帯を元気にし、医療や介護の負担を減らします。

 

 活動範囲は病院やクリニックなど「特定の場所」ではなく地域の中です。学校や企業だけでなく、公民館や住民の近くなので、病院など医療機関の手が届かない範囲も対応できます。

 

 昨今、日本では看護師の不足が深刻であるという問題があります。出産や家事、育児、結婚を理由として離職率が高いのが現状です。

コミュニティナースは自由な働きかたで活躍できるため、上記のような問題を軽減できると思われます。

 

コミュニティナースの気になる収入は…?

 

 コミュニティナースがお金を得る主な方法として2つ手段があります。

 

 

・自治体がGCF(ガバメントクラウドファンディング)で資金の調達

 

GCFとは、ふるさと納税の仕組みを利用してクラウドファンディング(あるお金の使い道に対して不特定多数の人が共感し、インターネット上で資金の収集や提供を行うこと)をすることで、自治体の問題を解決しようとする仕組みです。

 

・NPO法人での活動資金の寄付

 

NPO法人の団体に所属し、出資者から、団体への活動資金としての寄付を受け取ることができます。

その他にも、受益者による相談料金を得ることなど多様な方法があります。

 

 このような方法で活動資金を得るため、コミュニティナースの収入は一定ではないという課題があります。今後は、コミュニティナースという働きかたが地域に根付き、安定した収入を得られるようになるが求められます。

 

コミュニティナースとほかの医療従事者との違いを比較してみました!

ここでは、コミュニティナースと働く目的が似ている保健師や、地域ではなく病院勤務の看護師との違いを比較していきます。

 

・保健師とコミュニティナースの違い

 

保健師とは、地域活動のなかで世代にかかわらず健康の指導を通し、生活の質や健康の向上を目指しサポートする医療従事者のことです。

 

・違い① 資格

保健師と看護師とは取得する資格が異なります。保健師になるには、厚生労働省による「看護師国家試験」を合格、もしくは受験資格を持つ者が「保健師国家試験」に合格し、看護師資格及び保健師資格を取得しなければなりません。

資格の取得方法は様々ですが、受験資格を要する者が所定の試験に合格し、条件を満たすと取得できます。

 

一方、コミュニティナースになるには看護師資格が必要です。また、現時点では、コミュニティナース独自の資格はありません。

 

・違い② 対象

  コミュニティナースがケアする対象は「地域住民」であるのに対し、保健師のケアする対象は保健師の種類によって異なります。

 

 

上の表を見て、「市町村保健師とコミュニティナースは似ているのではないか?」と思われるかもしれません。

しかし、市町村保健師は行政に属するため、決められたルールのなかで働かなければなりませんが、コミュニティナースは、自由に働くことができるという点で全く異なります。

 

・病院勤務の看護師とコミュニティナースの違い

 

病院勤務の看護師とのコミュニティナースの違いは、大きく分けて3つあります。

 

・違い① 場所

 

  活動場所が病院や診療所であるのに対して、コミュニティナースの活動場所は地域です。同じ看護師でも、働く場所によって仕事の中身が変わります。

 

・違い② 勤務時間

 

病院勤務の看護師は夜勤があるため、勤務時間を区切り、2交代制または3交代制で仕事をしています。

 

  • 2交代制

 

2交代制では、日勤夜勤の2つに時間を区切り、交代しながら仕事をします。

日勤が8時間(朝~夕)、夜勤が16時間(夕~朝)という時間区分を採用しているところが多いです。

 

  • 3交代制

 

3交代制では、日勤準夜勤深夜勤の3つに時間を区切り、交代しながら仕事をします。それぞれ8時間ごとに区切られているため、2交代制に比べて勤務時間が短くなっています。

 

コミュニティナースは病院に所属しないため、交代しながら働いたり、自宅から病院まで行き帰りが面倒だったりすることはありません。

コミュニティナースは比較的、子育てや家事と仕事の両立しやすい環境であることが分かります。

 

・違い③ 目的

 

 病院など医療機関で働く患者さんは、患者さんの病気の治療や、サポートが目的です。病気が治れば、患者さんはその後、再び病気になるまで看護師さんにお世話になることはりません。

 

一方、コミュニティナースの目的は「コミュニティナースとは」で述べたように、病気でなくとも相談や、病気の予防をすることで町を元気にして、負担を軽減することです。住民はいつでも相談できるため、健康を維持することが可能です。

 

コミュニティナースになるには

 

コミュニティナースになるためには、看護師資格を取得することが条件です。

しかし、看護師だけがコミュニティナースになれるというわけではありません。資格があれば、現役の保健師であっても、コミュニティナースになることは可能です。

 

コミュニティナースになるための方法の一つとして、育成プロジェクトがありますので、詳しくは「コミュニティナースPJ」(引用:Community Nurse Company株式会社)をご覧ください。

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